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季節と情景の移ろいを閉じ込めた香る京扇子
『うつし香』
■カラー:4種類
春めく(桃色・黄色)/夜あけ(水色・黄色)/月かげ(紺色)/あわ雪(水色)
■サイズ:長さ約19.5cm 開いたときの幅は約36cm
■素材:竹(日本製)、和紙
■骨数:25本
■重さ:20g
■香りの持続期間:1年
※本製品は濡らさないようご注意ください
※香りの付け直しも承ります(別途費用)
「扇子袋」
■色:薄水色、薄黄色、紺色(男性向け)
■素材:ポリエステル 紺色は麻
■サイズ:22.5cm×4cm 紺色は23cm×4cm
すべて
■ブランド:大西常商店
■生産国:日本(京都)
futoがお伝えするオリジナルのギフトストーリー

「扇子をつくる会社」から「風をうむ会社」へ
扇子は平安時代に日本で生まれ、日本の美意識や所作とともに育まれてきた伝統工芸です。能や舞、茶の湯などの文化の中で受け継がれ、一つの扇には、この国ならではの繊細な美意識と美しい作法が息づいています。
大西常商店は大正二年創業。京都の地で百年以上にわたり、熟練の職人たちの手仕事によって扇子をつくり続けてきました。
そして今、大西常商店が目指しているのは、「扇子をつくる会社」から「風をうむ会社」へ。
扇子という道具をつくるだけではなく、その背景にある日本の文化や美意識、人と人をつなぐ豊かな時間までも未来へ届けたい。そんな想いのもと、扇子にまつわる文化を次世代へ継承し、新たな価値を生み出す「文化の風をうむ」取り組みを続けています。

扇子屋の奥には町家があり、その先にはお庭が広がっています。


そしてお庭を抜けた先には茶室、2階には和楽の間が設けられ、人が集い、日本の文化に触れられる場としても開かれています。
一枚の扇から生まれる風が、人の心を動かし、暮らしを豊かにする文化の風へと広がっていくことを願って。


実は、一本の京扇子が完成するまでには、竹を切り出すところから仕上げまで、およそ87もの工程があるといわれています。それぞれを専門の職人が担う完全分業制は、京扇子ならではの伝統です。
しかし今、その世界にも高齢化の波が押し寄せ、とりわけ扇骨づくりを担う職人の減少は深刻な課題となっています。
この「うつし香」は、伝統を未来へつなぎたいという大西常商店 四代目・大西里枝さんの想いから生まれました。

香りの扇「うつし香」
平安時代、貴族たちは扇に好みの香を焚きしめ、自ら詠んだ和歌に添えて想いを伝えていました。目には見えない香りを風にのせる──それは、日本ならではの美しい心遣いであり、豊かなコミュニケーションのかたちでした。
その文化は現代にも受け継がれ、扇子に香りを忍ばせる風習として息づいています。
「うつし香」は、その伝統を現代の感性で表現した香りの扇です。
一般的な香り付き扇子が骨の先端に香りを施すのに対し、「うつし香」は竹の骨一本一本にまで丁寧に香りを染み込ませています。そのため、扇ぐたびにやわらかな香りが風とともに立ちのぼり、まるで京都の情景を纏うような心地よさが広がります。
香りは、それぞれの風景に寄り添うよう調香された穏やかな和の香り。忙しい日常に、ふっと心がほどけるひとときを届けてくれます。
京都の情景を映す四つの風景
扇面には、鴨川沿いに咲く桜や夜明けの空など、京都の四季折々の自然が描かれています。
移ろいゆく一瞬の美しさを扇に映し取り、何気ない日常のひとときさえ、心に残る美しい時間へと変えてくれます。

春めく
冬から春へと移ろう、やわらかな陽射しと花々のつぼみがふふめく様子を映した情景。
満開の桜が一斉に香り立つような、華やかで優美な桜の香り。

夜あけ
夏の夜明け前、静かに空の色が移り変わる幻想的な時間を表現。
涼やかで清々しく、心を穏やかに整える檜の香り。

月かげ
夜更けの空に浮かぶ、艶やかな月の姿を映した一扇。
ほのかなスパイスを感じる、奥深く優雅な白檀の香り。

あわ雪
手のひらで儚く溶けていく雪の粒と、静寂に包まれた冬景色を表現。
凛とした清涼感と落ち着きをあわせ持つ、沈香の香り。

香りを持ち歩くという贅沢
小ぶりで持ち歩きやすいサイズは、性別を問わず日常に寄り添います。
暑さを和らげるためだけではない、香りを運ぶための扇。
扇ぐたびに、京都の四季と日本の美意識が静かに香り立ちます。
大切な方への贈り物に。そして、自分自身を慈しむ時間のために。
古くから受け継がれてきた「風に香りをのせる文化」を、暮らしの中へ。

オプションで、扇袋と桐の箱をご用意しています。
シーンに合わせて、お選びください。
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