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<蒔地すぎ椀>
■木地:ケヤキ
■サイズ:直径116mm×高さ83mm 約400ml
<蒔地ぐい呑み>
■木地:ホオ
■サイズ:直径60mm×高さ37mm 約55ml
■カラーはお椀、ぐい呑み共に4色
商品写真右から時計回りにベンガラ、白、うるみ、グレーとなります
■制作:輪島キリモト
Made in Japan
futoがお伝えするオリジナルのギフトストーリー
暮らしの中で「木と漆」を楽しむ
石川県輪島にて200年以上「木と漆」の仕事に携わってきた桐本家。七代目・桐本泰一氏は大学でプロダクトを専攻し、オフィスプランニングに携わった後、輪島の伝統技術を受け継ぎながら、木工製品や漆の器、小物、家具、建築内装材に至るまで、木と漆が今の暮らしに溶け込むようなモノ作りに挑戦し続けています。
漆の里「輪島」
日本海に突き出た能登半島は、木地となる木材や良質な珪藻土が豊富に産出され、湿度の多い気候が製造に適していたこともあり、江戸時代から漆器業が盛んに行われてきました。
輪島塗の特徴は、品質の高さと強度。珪藻土の純度が高く、表面には微細な孔が無数に空いているため漆がよく染み込み、焼成粉末にした「輪島地の粉」は輪島塗の下地として強度を高めています。輪島では、柱や長押、鴨居、廊下、階段などに拭き漆が施されている家が多く、漆を塗ることで、木材の防腐、防水、防虫効果があるという先人達の知恵が生かされて伝えられているのです。
モダンなカラーリングと「蒔地」技法
今の空間に溶け込み、異素材の食器ともコーディネートしやすい、大地や植物などの自然物をイメージしたアースカラーは新しい色漆シリーズ。漆色の定番「ベンガラ」に黒をまぜると「うるみ」となります。漆にチタニウムの粉を混ぜてつくる「白」に黒を混ぜると「グレー」となります。
天然木に布着せを行い、下地を施した後、表面に近い部分でもう一度「輪島地の粉」を使用し、漆を塗りかさねて仕上げる蒔地技法は、マットな質感で表面硬度が高く、擦れに強いので金属のカトラリーなどを使っても傷が付きにくく、使い込むことで少しずつ艶が出て、表情豊かになっていく、その変化も美しいのが特徴です。
すぎ椀とぐい呑み
輪島キリモトの代表的なカタチ「すぎ椀」は汁椀だけでなく、サラダ、デザート、鍋料理、お茶碗など幅広く使うことができます。
ぐい呑みは可愛らしいまめ鉢としても彩ります。ふっくらと奥行きのある表情、優しく、柔らかな手触り、漆の心地よさを堪能してください。
「漆」の効果
最近、漆に「新型コロナウイルスを減少させる効果」、24時間で99%以上が減少(日本繊維製品品質技術センター試験より)したという結果が発表されて話題になっています。漆器には抗菌、殺菌作用があります。ご飯を盛り付けた後も細菌の繁殖を抑えてくれます。安心して、食卓を囲む器として愛用していきたいものです。
使って、育てる一生モノ
漆の器は手にとって口を付けてみるとわかりますが、手に馴染み、唇には柔らかく、見る目にも美しく、感性を豊かにしてくれます。特別な時にだけ使うのではなく、毎日使って洗うことで必要な水分を補給することができ、それが何よりのメンテナスになります。
使っていく中で傷がついたり、欠けた場合でも直すことができるのが本物の漆器の良いところ。生まれ変わって帰ってきた器をまた、育てて行く楽しみがあります。毎日の暮らしの中で使うものこそ、愛情を持てるものがいいですね。
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