占星術研究家 岡本翔子さんに聞く、“2020年、月を喜ばせてツキを呼ぶ贈り物”

 1年の約2~3か月をモロッコのマラケシュで過ごすという、占星術研究家の岡本翔子さんは、いつお会いしても悠然とエレガント。相手の心をふわりと包む、優しいオーラに満ちた女性です。彼女が手がける『MOON BOOK』は、月の満ち欠けを記したダイアリーで、日々のくらしを心豊かに送るヒントに溢れ、17年もの長きにわたりロングセラーとして多くの女性に愛されています。月のリズムと星の配置からみた2020年は、果たしてどう過ごすと心満たされるのでしょう?そして、バレンタインやホワイトデー、さまざまな出会いや別れをもたらす新学期&新年度・・・。迫り来る“贈り物シーズン”に向けて、どんなアイテムが幸せを導いてくれるのか、気になるお話をうかがいました。

サハラ砂漠で星の輝きをダイレクトに受け取って・・・

futoでのトークイベントにも、モロッコ産のヴェルヴェンヌの葉を持参され、優しい香りのお茶をふるまってくださった岡本さん。粋な香りの贈り物に参加者も皆うっとり。異国への想像力が自然に広がります。サハラ砂漠で月の光を浴びながら星の動きを読み取ったり、稀少なダマスクローズの蒸留水作りを手がけたり・・・と、モロッコにもライフワークの拠点を置いて、日本と行ったり来たりしながら活躍されているのですが、そもそもモロッコに惹かれた理由はどういうところにあったのでしょう?

「サハラ砂漠で初めて月を観た時にとても圧倒されました。地平線から昇りはじめ、そしてまた地平線のかなたに沈むまで、天空と砂漠以外に何もない自然だけの世界なんですね。そこは、星たちと自分の間を遮るものがなく、まるで自分のために月が動き、輝きを送ってくれているかのような幸せな高揚感に包まれます。地動説を知る前の太古の人々は、こんなふうに素直に月や星と心の対話をしていたのだろうな、と思いを馳せたりしていると、ゆったりした気持ちに満たされていくんですね」。

砂漠の真ん中で月の光を受け止める、それはなんとロマンティックなことでしょう。岡本さんのようにサハラ砂漠へ頻繁に行くことが叶わなくとも、月をもっと身近に感じることができるように――、そんな思いを込めて365日分、ひと目で月の満ち欠けがわかるマークを付けたダイアリー『MOON BOOK』は、岡本さんの手により毎年プロデュースされています。

 

2020年は、結果を積み重ねて“認めてもらうこと”が大切

『MOON BOOK 2020年』版には、今年はコツコツと仕事や役割をこなして、ベストな成果を積み上げることが大事な年だ、といったアドバイスも書かれていらっしゃいました。

「2020年は、木星が山羊座をゆっくりと進み、年末に水瓶座へ移行します。占星術では、幸運と発展の象徴である“木星”が、その年の運勢を読み解く鍵となるので、今年は、“山羊座的”な要素を大切にして過ごすことで発展性が高まります」。

それは、生まれ星座が山羊座であるかないかに関わらず、ということですか? 

「そうです。木星はその年の動向や世の中のムード、またブームなどを表すので、どの星座の生まれの方も12月までは山羊座を象徴とする“社会性や責任、そして伝統”という面を発展させながら“無駄なく成果を上げること”を心がけるのが運気アップのポイントです。仕事あるいは役割を全うすることがフォーカスされる年なのです。また、その努力を目に見えるもの、つまり地位や富という形にきちんと変換して築き上げていくよう意識を持つとよいですね。夢を夢としてだけ語るのではなく、道筋や骨組みを定めて“とにかく実践すること”、それが鍵と言えるでしょう」。

たとえば、山羊座とは正反対の性質である生まれ星座の人――地道な努力は苦手だな、というタイプの人は、この時期をどう過ごすとよいのでしょうか? 

「2020年12月に木星が水瓶座へ移ると、世界規模の驚くべき大きな変革期に突入します。これは、世の中のトーンがガラリと変わる、かなり大きなリストラクションとなります。発想豊かに夢を大きく描きたいタイプの方は、この変革期を躍進のチャンスと捉え、自分は今そこに照準を合わせた準備に入っているのだと意識すれば、努力を積むことも地味な作業というだけはなく、ワクワクとしたニュアンスを帯びてくるように思えてくるのではないでしょうか? 地道な実績をきちんと周りに認めてもらっておいてこそ、年末の変革をチャンスとして生かせるのだ、星はそう告げています」。

行動力アップのお守りとなるアイテムは?何を味方につけるべき?

努力が鍵となる2020年、その心がけを忘れないように、楽しく背中を押してくれるような“ラッキーアイテム”があれば、頑張りやすくなりますよね。オススメをうかがえますか? 

「足元を固め、夢や目的の“骨組み”を整えるという意味もあり、ボディパーツとしては足、骨、首を大切にしてほしい年です。上質な素材のストール(*a)やインナーウエア(*b)、足元を温めたり潤したりといったこだわり機能のある靴下(*c)はラッキーアイテム。特に靴下のような実用品で“贅沢”というものは、自分では買うには盲点となりやすいアイテムですから、贈り物にすると喜ばれるでしょう。また、“肌の保湿”や“歯のメンテンナス”はキャリアアップと連動しますので、クリーム(*d)、デンタルケアアイテム(*e)も、この時期の贈り物として注目するのは大正解といえますね」。

パートナーや家族など、大切なひとには2020年の良い気運に乗ってもらいたい。ラッキーアイテムをどんどんプレゼントして、幸せの相乗効果を大きくしていくという考え方も素敵なことに思えてきました。

「そうですね。“伝統”に目を向けることも開運に繋がる年です。伝統工芸をモダンにアレンジした食器(*f)などを、ライフスタイルに加えてみるとよいでしょう。あともうひとつお伝えしたいのは、努力を重ねてキャリアアップに邁進しているような時は、他人に厳しくなりがちです。“ひとを許すこと”も隠れたテーマ、成長のためのミッションといえる1年でしょうね。根を詰め過ぎず、仕事の区切りをつけたら香りのよいもの(*g)や、炭などの浄化アイテム(*h)で、さらりとまずは自分をリラックスさせる工夫を習慣づけて、余裕を取り戻すのもよいでしょう」。

木星は約1年をかけて星座を廻りますが、月が星座を移行するのは約2.5日と短いターム。より細やかに星のエネルギーを感じ、ライフスタイルを潤すには、やはり『MOON BOOK』で月の満ち欠けのリズムを把握することがオススメです。月を喜ばせるとツキ(・・)もアップ! イマジネーション豊かに、幸せな暮らしを膨らませていけるとよいですね。

―インタビュア/大杉美氣

2020年のツキをUPするハッピーアイテム*リスト

それぞれのリンクから、各ハッピーアイテムの魅力いっぱいの紹介コラムをお読みいただけます。WEBショッピング及び、ギフトとしてお贈り先様宛ての発送などもオーダーできます。

■大人チェックのハーフストール(※futo original) 

■スマイルコットンのシンプルTシャツ

■mekkeの“はくタオル”靴下

■ide hommeの桐箱入りメンズ靴下

■かかとが潤う、ほんわり靴下

■ブルームエデナのクリーム&リップクリームセット

■天然塩のソープ&歯磨きソルト

■パステルな漆、しらさぎ椀

■桐のロックグラス

■香水瓶型のアロマスト-ン(※futo original )

■カンフルツリーブロック

■炭のチョコラ、炭の利休

■幸せな香りのローズティー

 

岡本翔子 おかもとしょうこ

心理占星術研究家。ロンドンにある英国占星術学協会で、心理学をベースとした占星術を学ぶ。英国占星術協会会員。占星術と料理、コスメ、旅などを組み合わせたコラムを『CREA』『料理通信』などの雑誌連載を中心に執筆。著書に『完全版 心理占星学入門』(アスペクト)、『「月のリズム」で夢をかなえる ムーン・マジック』(KKベストセラーズ)など多数。月の満ち欠けカレンダーを記し、月のリズムで生活を生かすヒントを満載した手帳『MOON BOOK』(ディスカバー・トゥエンティワン)も毎年好評。モロッコの砂漠で観る月に魅せられ、2010年より不定期に「三越旅行社」や「夢の旅行社」といった旅行会社と「月の砂漠ツアー」も行っており、ファンも多い。

■オフィシャルサイト

okamotoshoko.com